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ほろ酔いアジアアジアに高飛びを夢見つつ、会社と家を往復する毎日。
昔訪れた街を振り返ることで現実逃避しようかと。 −今日もゴム草履で歩きたい− 2016.09.11 Sunday
SONG OF LAHORE
JUGEMテーマ:海外旅行 総合
映画館のスクリーンを通して見ているということを忘れて思わず拍手してしまいそうだった。 その音に、筆者の心は震えたのである。
乾いた街を行き交うリキシャ。サルワールカミーズにフンザ帽。焼き立てのチャパティ。 それはまさにちょうど5年前に、筆者が直接目にした風景と同じものであった。 懐かしく、しかし今は少し遠い存在になったパキスタン。
彼らは代々音楽を生業とする家に生まれた。 それはムガル帝国の時代に遡り、ラホールは芸術の都であったという。 時は流れ、やがてタリバンがこの地にやってくる。タリバンは音楽を嫌った。 生活のため音楽を離れるひとが増え、それでも音楽をやるものはひっそり、それはひっそりと 伝統を継承し、音楽の家系とは周囲に言わず、周りに聞こえないよう練習を続けた。
最早パキスタン国内に、パキスタンの音楽を聴くひとはいない。
ジャズは虐げられてきたひとの音楽であるという。 ジャズを知った彼らは、そのジャズというものを始める。そして……。
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こんな使い古しの陳腐な言葉、改めて筆者が言う必要は無いのだが、それでも言っておきたい。 音楽に国境は無い。音楽だけではない。同じ物を目指すひとにとって言葉も国境もそれほど壁になるものではない。 はるか昔に少し楽器を齧ったことのある筆者は、また楽器をやってみたいと思った。 そしてその楽器を持って旅に出てみたい、と思ったのである。
しかし筆者は大の練習嫌いと来ているので、恐らく持って行ってもセッションとか無理なわけ。 途中で持って来たことを後悔しそうな予感というわけ。嵩張るだろうし。
気が付けば9.11なのであった。 今日という日に偶然にもこの映画を見ることができたということは、何かの縁かもしれない。 以前の記事に書いたことがあるが、やはり大事なものは尊重ではないか。 他の文化、習慣を尊重することが悲しい世界からの逃げ道なのではないだろうか。
タリバンは音楽を認めないという。 パキスタン国内にいる彼らが、その場所を奪われたり危険な目に遭ったりしないことを この日本から、この何の力のない39歳の中年女性が祈っている。祈ることしかできない。
※SONG OF LAHORE公式サイト http://senlis.co.jp/song-of-lahore/ 2014.10.22 Wednesday
1時間20分(DOH-DXB : QR)
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どうやら筆者は風邪をひいたようである。
離陸時間はとうに過ぎていた。予定の時間が5分過ぎ、10分過ぎてもなお、筆者の乗り込んだ カタール航空機は離陸の様子を見せないのである。
今回の旅行において最大の難関は、次の経由地ドバイでの乗り継ぎ時間でありました。 空港や利用するターミナル、航空会社によって最少乗り継ぎ時間というものが設定されており、 ドバイの最少乗り継ぎ時間(ミニマム)は、事前に調べたところ1時間15分であった。 筆者はドバイに到着の後、次は別のエミレーツ航空へ乗り継ぎの予定なのである。 その乗り継ぎ時間1時間20分。異なる航空会社のため、ターミナルの移動も必要だという。
焦燥。まさに焦燥とはこのこと。 次のドバイで乗り継ぎができなければ、そこで旅行は終了となります。 だって航空券は、もし乗り遅れた場合次のフライトに変更できるような、そんなハイグレードの ものではないのだもの。そうなれば夏休みの期間中、ずっとドバイにて過ごすことになるのかしら。 砂漠に行ってみようかしら。ドバイは物価がかなりお高いそうだけれども、この所持金で足りるかしら。
飛行機はまだ飛ばなかった。20分経ち、他の飛行機で遅れてドーハにやってきた乗り継ぎ客が ぞろぞろ乗り込んできた。遅延の理由はここにあった。
そして予定離陸時間から40分後、飛行機は静かにドーハを後にした。
2014年8月
※お写真はドーハ−ドバイ間で提供の軽食。 温かい総菜パンと、甘いパン、オレンジジュース。焦ってはいたが、きっちりいただきました。 2014.10.19 Sunday
お祈り室
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再開します、と宣言したにもかかかわらず一向に更新されないこのブログを見て、 嘆いていた読者諸君、大変申し訳なかったとお詫びしておきたい。 そしてその理由はここにあった。上の写真を見るがよい。向きがおかしくないだろうか。 筆者はデジタルカメラで撮影のお写真をパソコンに取り込み、その取り込んだところから こちらへ持ってきて掲載、という流れなのであるが、パソコンのフォルダーではきちんと 縦に表示されている写真がなぜかこのように横向きになってしまうというわけ。 なぜ?なぜなの。 今まではそんなことなかったのに、どうして急に。ひどいじゃないの。 というわけで、苦戦してもそれに打ち克てなかった筆者は、ぬけぬけと写真をそのまま 掲載なのである。なにか文句がおあり?メカに弱い30代後半は、きっと皆こんなものです。 読者の方々はご自身の頭を横向きにして、写真を確認するがよい。 ---------------------------------- カタール空港の女性用お祈り室の看板。かわいらいいイラスト。 ここがイスラム圏であるということを感じさせます。 2014年8月 下は設置されている様子。 2014.10.02 Thursday
HND-DOH : QR−その3
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機内エンターテインメントを活用し、長い飛行時間で筆者はと或る韓国映画を 鑑賞したわけである。「弁護人」(原題:변호인) 筆者の好きな俳優さんが出演していたため、この映画を視聴する運びとなったわけである。 或る貧しい出の弁護人がいた。彼は金を儲けるため、不動産登記の申請代行を始める。 今まで弁護士にその権利はなかったが制度が変わり、それまでは専門の業者が担っていた それらの仕事を請け負うことができるようになったのである。 専門業者の反発を受けながらも、事業は拡大し多額の金銭を稼ぐことができた。 大きな家に引っ越し、そしてヨットを買い大海原を滑りぬける。 そんな時、弁護士の古い恩人である小さな食堂の女主人の一人息子がアカのレッテルを 貼られ警察に捕まり…。 この映画、少しの脚色はあるにせよ、韓国の元大統領盧武鉉(ノムヒョン)のお話だそうである。 弁護人は初めて、今までしてこなかった「人の弁護」をすることを決心する。 盧武鉉はとても苦労した人だったのだな。帰国した後、筆者は盧武鉉について調べ 嘆息をもらす。努力したのだな、盧武鉉という人は。 筆者は帰りの飛行機でもう一度、この映画を鑑賞することとなります。 どうしてももう一度見たくて。 ------------------------------------ 早朝のお食事は粥をチョイス。 機内食で3回の投稿。しかもまだ最初の飛行機なのである。 これから2度乗り継ぐのである。目的地にはいつつけるのやら。 2014年8月 2014.09.24 Wednesday
HND-DOH : QR−その2
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筆者はこのところ歩くのがめんどくさいという正当な理由で、昼飯を喰らいに 外出する際は会社所有の自転車を大いに活用しいている。 そのおかげかどうかは知らんが、筆者の体重がめきめき増えているという話題は またいずれ別の機会にお知らせしたい。 というわけで今日も5番と銘打たれた自転車で駅近くの某牛丼屋に馳せ参じ、 優雅に豚塩カルビの食券を購入の37歳。 ------------------------------------ カタール航空の軽食。ウイスキーの水割りとともに。 2014年8月 2014.08.28 Thursday
HND-DOH : QR−その1
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8月のと或る週末、筆者は機上のひとであった。 筆者にとって初の中東系路線カタール航空にいそいそ乗り込み、夜深い羽田空港を出発したというわけ。 夜中のディナー。メインディッシュの蓋にも堂々と『カタール航空』と記載されております。 下は蓋を開けたところ。 2014年8月 2014.08.25 Monday
ほろ酔いアジア再び
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虫の音が聞こえる。 秋の足音がひたひたと近づいて来る気配はあるのだけれども、未だ日中は日差し強く 明日もまた汗を拭いつつの出勤になるに違いないと、筆者は足りない思考能力で想像するのである。 人気ブログ、ほろ酔いアジアファンの皆様ごきげんよう。 お久しぶりです。 1年間の休息の後、また再び皆様方にお会いすることができました。 この1年間でなにか充電したのかと言えば特にそのようなこともなく、むしろどちらかと言えば 放電してしまって知識等が欠落しているような、そんな印象すら否定できないわけ。 兎も角、このほろ酔いアジアを再開する運びとなったわけであるからして、ファンの皆様におかれましては 祝杯を挙げる等して大いに喜ぶがよい。 2013.08.09 Friday
悪行
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そこに描かれていたものは、飲酒、盗み、淫行、殺生。 市場を抜けると小さな寺があった。帰国する前に心を浄化したい。筆者は汚い身なりで寺に入り込んだのである。 寺にはいくつもの絵が掲げられ、筆者はこの絵の前で立ち止まる。 悪い行いをしたもにのは、火に焼かれるような罰が待っていると、説明文の読めない筆者にも理解できる内容。 アタクシも焼かれるのかしらと背中に冷や汗かきながらパチリ。 2012年8月 ※下は悪行を悔い改め、祈るセクシーな女性。 筆者は残念ながらセクシーでないので赦しをもらえないかもしれぬ。 |
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